
稲にとって土壌は、寝床のようなもの。ふかふかのお布団でぐっすり眠れば翌朝の元気で目覚められるように、稲が育つ土壌を整えることが大切なのだとか。
「肥料を過剰に与えすぎると、土壌に無理をさせてしまいます。理想は、微生物でよく肥えた土。稲は文句を言いませんが、毎日見ていればわかるものがあります。子どもの声に耳を傾けるように、稲の声をしっかり聴くことが大切ですね」
ほったらかしすぎても、過保護でもいけない。ほどほどを見極めながら、自然と共存させる。
福田さんが試行錯誤の先にたどり着いた、新しい有機農法のあり方。自然循環型の農法です。